西村早生柿は知ってますか?
今が食べごろの果肉にゴマが入ってるあの柿です。
柿は「甘柿」「渋柿」「不完全甘柿」の3つに大別され、西村早生柿は「不完全甘柿」になります。
種が入れば渋が抜け、そこにはゴマ模様が現れます。
庭先等でなっている柿で半分渋かった、なんていう経験があるとおもいますが、それです。
私たち柿生産者は、収穫した柿の渋の抜け具合を1個づつ全て検査後に販売しています。
甘渋判定機という機会で光を当て、光の透過具合で渋抜けを判断します。
下の写真の場合、白っぽく見える部分は渋が抜けていない状態です。

元々、大きくなる柿ではないのですが、このように渋の抜け具合の関係で、意識的に小さめの柿を作っています。
もう一つの特徴は、樹上で完熟してくると表面が黒く汚れてきます。
表面の汚れは市場(みずほではありません)出荷の基準ではB品とされますので、表面が綺麗なうちに収穫して出荷される傾向にあります。

成田柿園は「食べて美味しい柿」でお客様に喜んでいただきたいので、表面が汚れても樹上で完熟させて収穫するよう心がけています。
そんな訳でちょっと汚れた西村早生柿は今が旬です。